フィリップ・フィッシャー

フィリップ・フィッシャー1907年生まれ。 スタンフォード大を卒業後、アングロ・ロンドン・パリ・ナショナル銀行サンフランシスコ支店に就職、地場証券に転職後、31年にはフィッシャー&カンパニーを開業し投資顧問業を始めました。

フィッシャーは学生時代に教授と共に企業を定期的に訪問し、経営者と問答できる科目を取ってしました。
そのインタビューでフィッシャーが気付いたことは経営者の優秀性と業界内での企業の優位性が企業の競争力の源泉になりうるということでした。後にフィッシャーが「生涯にもっとも有益な指導を受けた時だった」と語るほど大きな影響を与える出来事でした。

フィッシャーの投資手法

フィッシャーはグレアムとは違い投資対象の評価方法を財務諸表などの数的なものだけに頼らず、企業の本質を見極めるポイントを経営と業態に置きました。
経営は経営者に、業態はその企業が何処に強み、弱みがあるかを把握しなくてはなりませんが、フィッシャーはインタビューや業界分析をすることによって本質つかみ取ろうとしました。
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